ソニーブランド

シリコンオーディオについて、ソニーグループは、IBMベンチャーだったころのMSに対して行ったライセンス契約上の大失策以来の失敗を犯したのに、トップがちょっと反省文を書いただけで、実際のところ全然方向転換する気がないのが怖い。iPodを発表したとき、音楽プレーヤについてAppleベンチャーだった。それをつぶせなかった理由がいまだにわかっていないとしか思えない。しかも、日本に関してはアメリカでiTMSが開始されてから2年以上の時間的猶予があったにもかかわらず、モノマネと言えるレベルのものさえ提供できていないのだから。
Appleがブランドイメージ確立のためにどれぐらいの努力と投資をしているかまったく理解していないように思われる。逆にソニーはここのところアンチブランドばかり蓄積しているような気がする。日本人が高級ブランドのマークさえ入っていればビニールの鞄に高額のお金を支払うことを知っているから、デジカメのレンズにカールツアイスを採用したりしてるんでしょ?ブランドの重要性を理解している会社じゃないんですか?
SMEiTMSに参加して肯定的なイメージを与えられる時間はもうあまりないと思われる。あと1ヶ月ぐらいだろうか。たとえ、半年後に参加しても「やっぱりね(ブゲラ」で負け組の印象が強くなるだけだろう。IBMが失地挽回のためにどれだけの苦労をしたか。ソニーはこれからそれを支払わなければならない。Appleに税金を払うのがイヤですか?MSには税金払っているのに?税金を徴収する側にいれた可能性もあったのに?アンチブランドが蓄積していく方が長期的にはよっぽど怖いですよ。